創部初となる関東2部4位——強豪校が集うリーグ戦で躍動できた鍵とは

女子バレーボール部

2024/06/24

アスリート&スポーツ

OVERVIEW

2023年度春季関東大学女子2部バレーボールリーグ戦にて創部史上初となる4位の成績を残した女子バレーボール部。強豪校が集う2部リーグで躍動できたのは、彼女たちにしかない強みがあったからだ。

笑顔勝利

得点を決め笑顔を見せる選手たち

試合会場に掲げられている横断幕の文字「笑顔勝利」の通りに、チームの持ち味は「笑顔」。主将?朝倉未来みく(文4)は「楽しむことが大切」と語る。試合中どんなピンチを迎えようとも、チーム全員の持ち味である「笑顔」で乗り越えてきた。味方がミスをした時、対戦相手にセットを奪われた時、試合に負けた時——いつも明るく声を掛け合ってきた。どんな時でも自分たちらしさを忘れずにやってきたからこそ、創部以来初の記録を打ち立てられたのだ。

女子バレーボール部史上最高の成績を収められた要因は練習方法にもある。個々の課題を克服するために、個人練習の時間を多く設け、チームの総合力の底上げを図った。おのおのが自信を持って試合に挑めるよう練習を重ねる。その他にも、チーム力を上げるために日頃からコート以外での関わりも大切にした。練習の後は部員同士で食事に行くなど、積極的にコミュニケーションを取ることを意識。自分たちらしいやり方でチームの強化に励んだ。

確かな自信

得点を決め、笑顔でハイタッチをするチーム一同

23年度春季リーグ戦、初戦の相手は強豪?敬愛大学。安定した強さを誇り、22年度春季リーグでは2位、秋季リーグでは1位と、リーグ戦トップ争いの常連校だ。そんな格上にも果敢に挑み、自分たちの攻撃が通用した。敗れはしたが、自信につながる試合となった。

山場となったのは、22年度春季リーグで1位、秋季リーグで4位という成績を収めている早稲田大学戦。22年度秋の試合では惜しくも競り負けた相手だ。2?3セットを連取するも、4セット目を相手に取られ、延長戦に入った。朝倉は「相手よりも負けたくない思いが強かった」と当時の心境を振り返る。緊迫した場面でも、持ち前の笑顔でチーム全員が前を向いた。デュースに持ち込み、勝利まであと1点となる。エースの友井エミィチカ(社4)にボールが回り、見事なブロックアウトで試合を決めた。

スパイクを決める朝倉未来

レシーブをする棚橋りさ(社4)

スパイクを打つ友井エミィチカ

女子バレーボール部の歴史に名を刻んだ朝倉世代。その背中を間近で目にしてきた後輩にも期待がかかる。「笑顔勝利」。立教らしいスタイルを受け継ぎ、さらなる飛躍を遂げるだろう。

※本文中の役職?学年は、2023年10月時点のものです。

「立教スポーツ」編集部から

立教大学体育会の「いま」を特集するこのコーナーでは、普段「立教スポーツ」紙面ではあまり取り上げる機会のない各部の裏側や、選手個人に対するインタビューなどを記者が紹介していきます。「立教スポーツ」編集部のWebサイトでは、各部の戦評や選手?チームへの取材記事など、さまざまな情報を掲載しています。ぜひご覧ください。

writing/「立教スポーツ」編集部
文学部文学科フランス文学専修3年次 佐藤匠真

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