公開ワークショップ「ESD×SDGs自治体会議」
INFORMATION
立教大学ESD研究所は地域創生拠点事業を進めており、そのなかでこれまで羅臼町(北海道)?檜枝岐村(福島県)?西伊豆町(静岡県)?松崎町(静岡県)?飯田市(長野県)?対馬市(長崎県)と覚書を交わし、連携を深めて参りました。
各自治体の地域創生への取り組みを相互に学び、さらに今後に向けた展望を拓くため、下記のようにリモートでESD-SDGs自治体会議を開催したいと存じます。地域での少子高齢化が進み、地方自治体のサステイナビリティ(持続可能性)が問われています。すでに各自治体では、環境の視点から生態環境との調和を図りながら地域の魅力を高めていく試みが行われ、観光を通じて関係人口を増やし、外に開かれたまちづくりが進められています。今回は、午前に「環境」と「観光」という視点から、地域創生のヒントを探る試みを行い、午後に自治体から地域創生への取り組みを紹介していただき、その成果と課題とを検討していきたいと存じます。
講師
本学社会学部教授、ESD研究所所員
関 礼子
公益財団法人日本交通公社観光政策研究部活性化推進室長
中野 文彦 氏
新潟大学建設学科都市計画研究室出身。観光地?温泉地の都市?観光地計画、観光戦略が専門。研究員としてのキャリアとともに総務部企画課長、JTB総合研究所を経験し、組織マネジメントや民間ビジネスと連携した地域活性化等にも知見を有する。現在、一橋大学非常勤講師(観光経営論)も兼任。業績には2020年(共著)『はじめてでもわかる!自治体職員のための観光政策立案必携』第一法規、「2019年観光による経済効果に関する事例研究」『観光文化』244号、1996年「観光?リゾート開発におけるマスタープランの役割に関する基礎的研究~群馬県草津町と新潟県湯沢町の発展過程の比較研究~」(財)アジア太平洋観光交流センター観光に関する研究論文奨励賞などがある。
司会
本学文学部史学科世界史学専修教授、ESD研究所長
上田 信
詳細情報
名称
内容
10:00~10:10 開会の辞
10:10~10:30 自治体会議の趣旨(ESD研究所所長 上田信)
10:30~11:10 関礼子(立教大学ESD研究所)
「オンリーワンの物語を創る—SDGsと明日の地域」
開発が環境汚染をもたらして農林水産業をダメにした。卓越した観光資源を持っている地域が、それだけで人を呼び寄せる時代ではなくなった。背伸びしてつくったテーマパークが大失敗した——。地域振興をめぐる悲喜劇をよそに、地域の自然や産業を育み、誇り、自分たちでつくった「物語」で人を惹きつけてきた地域がある。そこに暮らす人々が、よその地域の人々と交りあい、紡ぎだしてきたオンリーワンの物語に着目し、魅力ある明日の地域を探りたい。
11:10~11:20 休憩
11:20~12:00 中野文彦(財団法人日本交通公社)
「地域の持続可能性を高める観光地域づくり」
これまでの観光地域づくりは、観光客数を増やすことが重視されてきました。しかし、地域の持続可能性を高める観光地域づくりでは、世界的な持続可能性(特にCO2削減)に取組みながら、地域の自然や文化を活かした地域でのビジネスを創り、継続し、発展させていくこと、さらには雇用の創出や転入者の増加につなげていくことが求められます。こうした地域の持続可能性を高める観光、ビジネスについて、事例を紹介しながら解説します。
12:00~13:30 休憩
13:30~13:55 対馬市(市長メッセージ+取り組みの報告)
13:55~14:20 飯田市(市長メッセージ+取り組みの報告)
14:20~14:45 西伊豆町(町長メッセージ+取り組みの報告)
(休憩)
14:55~15:20 松崎町(町長メッセージ+取り組みの報告)
15:20~15:45 檜枝岐村(村長メッセージ+取り組みの報告)
15:45~16:10 羅臼町(町長メッセージ+取り組みの報告)
16:10~16:20 休憩
16:20~17:00 論点の整理(上田信)?ESD研究所への宿題
対象者
申し込み
- 事前申し込み 必要
- 参加費 無料
定員:先着100名
下記より必要事項をご記入ください(GoogleFormの画面にリンクします)。
※定員が先着100名のため、大変恐れ入りますがお申し込みいただいてもご参加いただけない場合がございます。その場合は立教大学ESD研究所事務局esdrc@rikkyo.ac.jpよりご連絡いたします。
※開催日程が近づきましたら、ご入力いただいたメールアドレスにウェビナー参加用のURLを送付いたします。メールアドレスのご入力には間違いのないよう確認をお願いいたします。